酔っぱらい操縦も禁止に… 航空法改正案の内容が判明

先日お伝えした、今年実施される予定の航空法の改正について、詳細な内容が判明してきましたのでお伝えしたいと思います

主な内容は以下となります

  • 飲酒後の操縦禁止
  • 薬物等により正常な判断が下せない状態での操縦禁止
  • 飛行前の機体点検(フライト前点検)の義務化
  • 事故の際、現場や事業所への立ち入り検査の実施、操縦者への聴取の実施

JUIDAはもちろんのこと、他ドローン管理団体でも当たり前に言われてきたことがようやく法律で整備されるという形ですので、ドローンスクールを受講されしっかりとルールを守って飛行させている人にとっては今さらな内容かもしれません
しかし独学でドローンを学ばれている方にとっては新たな規制となりますので注意が必要です

この改正法案は3月に閣議決定し、今年秋までの施行を目指すとされています

改正航空法施行後は、飲酒・薬物等による酩酊状態で公共の場所を飛行させた場合には1年以下の懲役、または30万円以下の罰金という罰則が待っています
繰り返しになりますが、これらは法律云々以前にドローンパイロットとして当然守るべき項目ばかりですので、決して「秋までは大丈夫なんだなぁ」と考えず、常に遵守しなければならない項目であることを胸に刻んでいただけたらと思います

法律が施行されたとしても、実際には国が全ての飛行状態を把握できるわけではなく(酔っぱらい操縦をしていないか。飛行前点検をしているか、といったことは把握できない)そういった意味でもパイロットのモラルが重要となる法改正と言えそうです

ルールを守って安全フライトを心がけましょう!

ちなみに無人航空機等飛行禁止法(ドローン禁止法)も改正される予定ですのでそちらの解説も併せて確認しておいて下さい