ドローンを墜落から守るパラシュートシステム「DRONE RESCUE」が話題
画像出典:DRONE RESCUE
ドローンを運用していて何よりも怖いのが墜落です
自機の被害ももちろんなのですが、何よりも第三者に迷惑をかけてしまったり負傷させてしまうといった事態はドローンパイロットとしては絶対に避けなければいけません
そんな不安を解消してくれるかもしれないのが、今回ご紹介する「DRONE RESCUE」です
画像を見ていただいて分かる通り、ドローンに装着するパラシュートシステムとなっており、リスクを減少させてくれることが期待されています
どのような製品なのかを解説していってみたいと思います
パラシュートシステム DRONE RESCUEとは
まずは百聞は一見に如かずということでこちらの動画をご覧ください
解説を読むと、この実験映像は重量5kgのドローンにDRONE RESCUEを搭載し墜落させたものであるそうです
動画を見ていただくと分かりますが、モーターが停止してドローンが墜落を始めるとパラシュートがさっと開き、ゆっくりと降下してくる様子が映し出されています
メーカーによりますとDRONE RESCUEは搭載されているセンサー(加速度センサー?)で落下開始から8m以内にパラシュートを自動で展開し、その後は秒速3m程のゆったりしたスピードで地上に降ろすことができるとしています
3m/sでもケガをさせてしまうとは思いますが、致命傷になることは無いと思います。また機体自体へのダメージも最低限に抑えることが出来そうですね
最近はドローンシステムそのものが高価な場合も多いですし、高価なカメラやレーザースキャナー等、積載物が高価なケースも多いと思いますので、そうした方は安心できるのではないでしょうか
DRONE RESCUEの対象機種は?
DRONE RESCUEは現在3モデルがラインナップされています。大型用、小型用、そしてDJIのMatrice600シリーズ用です
比較してみるとこのような形になっています
DRS-5 | DRS-10 | DRS-M600 | |
対象ドローン | 2kg~7kgまでのドローン | 5kg~20kgまでのドローン | DJI Matrice600シリーズ |
製品重量 | 300g | 390g | 420g |
製品サイズ | 120 × 75mm | 160 × 75 mm | 160 × 75 mm |
ちなみにどのモデルも価格はまだ未定となっています
画像出典:DRONE RESCUE
製品はこのような形になっています。マウントが付属しておりビスで固定するだけですので簡単に扱えそうですね
画像出典:DRONE RESCUE
実際にはこのような形で取り付けます。この画像ではM600のバッテリーに覆いかぶさってしまっているように見えるのですが、M600専用モデルを出しているぐらいですのでそのあたりの問題もクリアーされているのだと思います
カラーは選べませんが、「DRS-5」が冒頭の画像にあったような白色。「DRS-10」と「DRS-M600」は視認性の向上と、落下した後に速やかに発見できるようにという配慮がなされて目立つ赤色が採用されています
業務で使っている方はより一層の安全への配慮が必要なのはもちろんのこと、最近はアマチュアの方であっても一眼レフを搭載して高価なカメラやレンズでシステムを組んで撮影される方も増えてきています。DJIが出しているカメラシステム自体もフルサイズ製品が出てきたこと等もあり高くなっていますよね
他人と、そして自分自身の身体や財産を守ってくれるDRONE RESCUE。興味のある方は導入されてみてはいかがでしょうか
関連サイト
DRONE RESCUE公式サイト:http://www.dronerescue.at/